本日のお客さま：クロネコさん
お値段：amazon ￥8400(送料なし)
吉田金属工業株式会社（通称YOSHIKIN）のステンレス包丁
GLOBAL 三徳 刃渡り18ｃｍ G-46
です。
ヨーロッパの方ではグローバルナイフとして以前から有名な包丁ですね。
日本では昔から和包丁に鋼が使われてた為か、ステンレス包丁があまり評価されなかったこともあり、国内で一般的に人気になったのはここ10数年くらいのように思います(あと数年で誕生30年だそうで)。
メ－カーの吉田金属さんといえば、磨き屋で有名な新潟県燕市の会社です。
燕市は金属製洋食器の一大生産拠点として知られ、大部分の国内向けの洋食器はここで作られているんじゃないでしょうか。
ノーベル賞授賞式に使われるカトラリー(フォーク、ナイフ、スプーンとか)なんかも燕市の会社で作られていますよね。
グローバルナイフの特徴は柄と刃をステンレスによる一体構造で作っているところで、柄の部分はすべり止めとして多数の細かいディンプルを彫ってあります。
このおかげで水場での柄の腐食がなくなり、衛生面とメンテナンス性が格段によい包丁になっています。
以前にヘンケルス製のクールカットプラスという包丁を使っていましたが、柄の部分がビスで大胆に留められているデザインがカッコイイのですが、ココに水と食材クズが入り込んですごく汚くなった覚え（涙）がありグローバルナイフにちょっと憧れてたんですよね。
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| ↑コレ、クールカット |
また刃先を良く見ると先端が僅かながら緩やかに曲線を描いています。
これにより切った食材の間に出来た隙間に空気が入り込み、包丁離れが良くなります。
このへんはやはり日本製、、というか日本の職人さん製という感じがします。
ということで。
ウチの唯一の包丁がボロボロなのでメンテに出そう！と（いう購入するのにまっとうな言い訳を思いつき）思い、その間の交代要員として前から欲しかったグローバルナイフを買ってみました。。。
当然他の包丁を使い分けるほどの腕でもないので三徳をチョイス。
ひとまわり小さい小三徳もありますが、こちらは握った感じ結構大きい感じ。
そこそこ重量もあるので普通のスレンレス包丁よりも、包丁自重にのせて楽に切れます。
刃渡りが18cmあるので日本向けの一般的な5.5寸サイズ(16.5cmくらい)のものよりはひと回り大きいところでしょうか。
自分の手には握るとしっくりとくるちょうと良いがあるので、手の小さい女性には小三徳の方が使いまわしが良いかもしれません。
（とはいえ、今までペティを使っていたので、大柄に感じるのはそのせいもあるかも。）
切れ味も中々良く、和包丁の刃を当てた瞬間のようなググッといったくい込む感触があります。
タマネギのみじん切りなんかもストンストンと刃が落ちかなりいい感じ。
ただ。
十二分に良く切れる包丁ですが、鋼の和包丁とはまた違う種類の切れ味の印象です。
なんていうんでしょう、、スパーン！とでもいうような、、。
とうのも、ウチのメイン包丁ですが京都有次の「平常一品」という鋼をステンレスで挟んだ家庭向け（ようは刃のとこだけ鋼、グレードが下のものでメンテが楽）を使っていますが、それでも初めて使った時には切れ味に「おおおおおーッ？？！！」とちょっとした感動がありました。こちらはどちらかというと「おおっ！結構切れる！？」といったような、、、って良く分かりませんよね、すみません。。。
職人用包丁までは切れないといか、そもそも用途が違うので当然ですね。
GLOBALシリーズには上のクラスにGLOBAL-PROというものがあるので、、その用途にはコチラをお使いください、ということのようです。またコチラのGLOBAL-PROシリーズは国内向け限定だそうで、、、って、どんだけヨーロッパ人めんどくさがりやねん？と思ってみたり。
（メンテがめんどいので海外の料理人は鋼の包丁好きじゃなかったりします）
でも家庭用の包丁としてはグローバルナイフの方が別の意味で上のように思います。
金属一体構造のおかげで曲線構造をした柄には和包丁にはないフィット感、使い終わった際には洗ってチャチャっと拭いて終了～っ！という鋼に比べればほぼメンテフリー状態。
それに加えて切れ味もいいわけですから、まさに家庭にはある意味最強に近いかも知れません。
やはりお勧めです。
でもでもでももし。
マメで包丁に興味がある方であれば鋼の包丁も一度使ってみると楽しいですよ。
有次も平常一品あたりであればグローバルナイフとそんなに変らない価格帯だと思うのでこちらもお勧めデス。
慣れればメンテもそれほど苦じゃなくなりますし。
ただし。
ホントの職人向け包丁はとても家庭では手に負えません。。。
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